支援の具体的な内容について


その施設がどのような考えのもとで具体的にどんな療育を行っているかは施設選びの重要なポイントです。そこで、よくいただくご相談やご要望ごとに整理して、当施設での具体的な支援内容についての紹介ページを作成しました。言葉による説明だけでなく、実際の肌感覚をお伝えできるように、施設で使用している教材や学習風景の写真も掲載し、さらに関連する内容を取り扱った”ある日のブログ”のご紹介や解説ページへのリンクも貼り付けました。少し長い内容になりますが施設選びの参考としていただければ幸いに御座います。

学習が苦手、宿題ができない

当施設の学習支援は、それぞれの発達段階や苦手に合わせて指導方法を調整する個別学習です。例えば計算が苦手なお子様がいた場合、どこが理解できないのかを最初に見極めて、必要な単元まで戻ってから、無理がかからないように再度学習をやり直すなど時間をかけて粘り強く支援します。その際、一人ひとり違う『そのお子様にすっと入る言葉』を選びながら伝えていくことで理解度は格段に向上します。我々は【預り所や学習塾ではなく支援施設である】当たり前のことですが、これを当たり前と流すのではなく、代表者以下全ての指導員があらためて明確に意識することで、児童それぞれの個性や特性に着目した本当の意味での支援を提供することを目標とし、注力しています。

ある日のブログ 宿題を頑張る子供たち❗️
ある日のブログ 自主学習を頑張ったよ♪


時計が読めない

時計を身に付けるには粘り強い支援が必要となります。当施設ではプリントを使用して日々の学習を繰り返し、時計読解テストを行って定期的な理解度チェックを実施します。同時に、紙教材だけでなく学習用の実際の時計も使用して感覚面からの理解も進むように指導しています。

運動が苦手

施設のご利用開始後、最初に基本的な運動能力のテストを行います。何が得意で、何が苦手か、体育の教員免許を持ち運動指導の経験が豊富な職員が現在の状態を確認します。その後、学習支援と同様に『支援』であることを強く意識して、各人の苦手を補い、長所を伸ばす集団運動プログラムや体幹トレーニングを提供していきます。苦手が特に目立つ児童には、随時個別療育を組み込んで弱点をフォローします。この他、ストレス発散や運動不足解消のために公園(城東公園)に近い立地を活かして戸外活動も積極的に行っており、大縄跳び、50M走、リレー等、様々な運動遊びが日常の一部となっています。

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ある日のブログ 公園で自転車に乗ってきたよ!


集団行動、社会性やコミュニケーションの苦手

当施設は学習支援やパソコン学習など個別的に対応した方が効果的と考えられる項目については個別対応を重視しますが、施設生活・プログラムの基本軸はあくまでも集団行動としており、施設で過ごすだけでソーシャルスキルが培われ、集団行動における適切な行動を自然に身に付けていけるような環境設定を行っています(ただし集団行動が苦手な児童にいきなり参加を強制するようなことはなく、それぞれの特性に寄り添って少しずつ一緒に過ごす人数を増やし、最終的には全体での活動に参加できるような段階的支援です)。具体的には、あいさつ等様々な場面における適切な言葉選びをテーマとしたゲームや買い物体験など、ソーシャルスキルを向上させる目的での各種の教材や体験学習の機会を用意しており、さらに週に1回個別療育の日を設定して特にその児童にとって必要と考えられる療育を集中的に提供する取り組みを行っています。

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ルールが守れない

「友達と喧嘩になってしまう」「ルールが守れない」については様々な原因が考えられますが、実際に支援に当たる中では、そもそもルールが理解できていないかワーキングメモリの問題で理解した内容を忘れてしまった。そのような事例が多い印象があります(ワーキングメモリとは情報を一時的に覚えておく記憶のことで作動記憶とも呼ばれます)。もしかしたらワーキングメモリのせいなのではないか?と疑って、丁寧に繰り返し説明をしていくと、やがてルールを守れるようになり、集団生活がスムーズになる児童は少なくありません。このケースを「ルールを守れない子」として決めつけて対応することは本人にとっても辛く、非常に危険で残念なことです。実は忘れていただけだったと明確になった場合には、次にワーキングメモリそのものの訓練・支援に取り組んでいきます。こうした当施設の療育の結果、お友達との関係性が向上し、集団生活に必要なルールを理解、身に付けることができた事例は複数御座います。

ある日のブログ 瞬間移動ゲーム
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集中力がない、椅子に座っていられない

「幼稚園や小学校で着席が出来ず離席が多かった」ご家族様との最初の面談でこのようなお話を伺うことはとても多いです。やはり着席は基本であり、児童が社会生活を自立して行えるように支援し、療育内容をステップアップしていく上での第一歩、土台になります。この点、当施設では着席時間を伸ばす為に多くの児童に提供してきた支援ノウハウがあります。5分の集中ができるお子さんは10分へのチャレンジ、10分ができる児童には20分へのチャレンジと少しずつ着席時間を伸ばし、集中して宿題や療育プログラムに取り組めるお子さんへと成長していきます。もう一つの着眼点として、着席が苦手な児童は体幹が弱いケースが多いので、体幹の有無も最初に確認して適切な計画を構築します。集中や着席に不安があるご家族様は、ぜひ一度当施設にご相談ください!

ある日のブログ グループ作りと毎日のルール
ある日のブログ 指先の力のコントロール


気持ちが高ぶると衝動を止められない

「テンションが上がってしまうとどうにもならない!」このケースは非常に多くのお問い合わせを頂いており、特に男の子に多く見られる傾向があります。他の施設で利用を拒否されたとしてご相談を受けることも少なくありません。楽しい出来事が引き金でテンションが上がり制御不能となるものと、うまくいかない出来事をきっかけとして制御不能になるもの、大きく2パターンに分けられる印象がありますが、いずれにしても気持ちのコントロールを身に付けて、最終的に自分自身でクールダウンできるようになる事が理想です。当施設が提携する臨床心理士は特にこの分野に積極的に取り組んでいますので、お困りの際は遠慮なくご相談をいただきたいです。

ある日のブログ さくら先生の運動療育と個別面談

力加減や声量の調節が苦手

「誰かを呼ぼうとして肩をトントンとするはずがドンドン!になってしまう」「鉛筆で字を書く時に筆圧が薄い」「声が大きい」もしかしたら力の入れ具合や声量の調整が難しいのかもしれません。当施設では全員に個別療育の時間を設けており、現在も声量の調節について集中的に取り組んでいる児童がいます。力加減についても同様で、外部の専門家とも協力して眼球運動に着目した発達ケア等、運動療育を取り入れたプログラム提供を行っています。

ある日のブログ 自由に楽しく演奏してみよう♪ 
ある日のブログ 個別療育

 

後片付けや身だしなみの問題

当施設では後片付けや掃除を児童自身が自分で行うように指導しています。自宅ではついつい親がやってしまう、その方が早い、そんな場合にこそ施設をご利用ください。将来の自立のため何事も自分でやる習慣を身に付けられるよう粘り強く支援していきます。ここで大切なのは兎にも角にも根気強さです。例えば、仮にモチベーションの低い指導員がいたとして、後片付けや身だしなみの問題に対し、ただTシャツをズボンに入れてあげるだけ、片づけは職員がやる、これで何事も無かったようにしてしまうのは簡単です。しかしこの方法では、その場だけは奇麗に整っても、児童の将来に向けて有益になるものは何にもありません。そうではなく、だらしないとなぜダメなのか、どうして後片付けをしないとダメなのかをその都度繰り返し時間をかけて教えること、そこにエネルギーを割くことで、児童自身に気付きが生まれ、これを続けることでやがて変化が生まれてきます。

言葉が出ない、言いたいことが言えない

当施設には言語聴覚士は在籍しませんが、軽度の発音の苦手や、機能の問題ではない部分で言葉がなかなか出ない(言いたいことが言い出せない)ケースには十分に対応可能です。支援の目線を持つ指導員に囲まれた当施設の集団生活において他の児童とコミュニケーションを繰り返していく中で、次第に発声の問題が解消され、言いたいことが言えるようになる事例を複数経験しています。個別療育としてマンツーマンで発声の練習等にも取り組んでおり、成果を上げています。

ある日のブログ Happy Valentine♡
ある日のブログ 言葉を楽しく学んでみよう♪


パソコンやプログラミングの支援を受けたい

当施設が行うパソコントレーニング、プログラミング学習についてはこちらにまとめましたのでご参照ください。多くの児童が大人顔負けの正しいブラインドタッチを身に付けています。将来に向けての武器、生きる力になって欲しいという気持ちでプログラム提供を行っています。

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アニメーション制作 第4段
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学校に行けない

「学校に行きたいけど、直前で行けなくなってしまう」「家から外に出ることができない」などの問題はありませんか?簡単に解決できる問題ではありませんが、当施設は学校に行けないご相談にも力を入れています。

①臨床心理士のカウンセリング
ご要望をいただければ、臨床心理士によるカウンセリングやWISCテストが可能です。今お子さんが抱えている心の問題はどこにあるのか?親としてもどうしていいか分からない事も多いと思います。そんな時、専門家に相談することで道が開ける場合もあります。

②経験者や弁護士等の専門家への相談
当施設の代表者もかつては学校に通えず、大検によって高校卒業資格を取得した経験があります。誰の話にも耳を貸さない児童でも、同じ経験者であれば素直に話が聞ける場合もあるはずです。必要に応じて弁護士等をご紹介することも可能です。外部専門家等へのご相談についてはこちらをご参照ください。

③平日午前中からの受け入れ、学習補助
当施設ではこれまで何人もの「学校には行けなくても施設であれば通える」児童を受け入れてきています。放課後等デイサービスは学校下校後の利用を原則としていますが、午前中も教員免許等を有する指導員が在籍する静かな教室が空いておりますので、他の児童が来所するまでの時間にこれを有効活用することが可能です(要相談になりますのでお問合せをお願いします)。実際のケースでは、学校に行けず学習が遅れている児童に対し当施設で進研ゼミを導入、平日昼間の空き時間に指導員が学習を補助して実学年よりも下の学習から勉強をやり直し、中学を卒業していった児童がいます。他にも、外に出るきっかけ作りとして当施設を利用していただく事例も御座います。スタッフと談笑する時間を1日に30分作るだけでも家から一歩も出ないよりは良い効果が期待できる場合もあります。

自宅での生活の問題点

・お風呂の際に着替えが早くできない
・寝る前に遊んでしまい、寝る時間に眠れない
・兄弟・姉妹で仲良くできない(兄弟に対して強く当たってしまう等)

自宅内でのこうした問題に施設が直接的に関わることはできませんが、当施設にご連絡いただければ、在籍する児童発達管理責任者、保育士、教員免許保持者等が連携して施設での過ごし方だけでなくご自宅でできる支援方法も一緒に考えていきますので、遠慮なくお電話をください。