輝かしい新年を迎え御繫栄を心からお慶び申し上げます。旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり誠にありがとうございました。本年も、地域で一番の安心、安全、心のこもった施設運営とサービス提供を目指してスタッフ一同誠心誠意努める覚悟でございます。
当施設は現在、小山市に2教室の運営となっていますが、4月に結城市、9月までに下野市に、新たに2教室を新設する計画があります。施設数を拡大させていくその目的とは一体何なのか??単に数を増やして、利益を確保しようなどとは考えていません。それは結果としてはそうでなければいけないことですが、当施設の経営方針においては、それはあくまでも目的ではなく持続可能な施設であることを目指した上での結果です。
では、目的とは何か?
年初に当たり整理してみました。
ウィズ・ユー小山の目的
放課後等デイサービス ウィズ・ユー小山は、児童の特性に寄り添って、苦手を補い、得意を伸ばす児童福祉施設の本来の役割に徹底的にこだわる施設です。児童発達支援管理責任者を中心として、児童指導員、看護師、さらには専門職員として在籍する言語聴覚士、臨床心理士、公認心理士等が力を合わせて、自分に自信をもって、自分のことを大好きになって、子供たちが毎日を元気よく生きていけるようになること(自立)を全力で支援します。象徴的な「コレ」は作りません
そもそも放課後等デイサービスとは、国のガイドラインにおいて・自立支援と日常生活の充実のための活動
・創作活動
・地域交流の機会の提供
・余暇の提供
これら4つの要素についてバランスよくプログラムを提供し、成功体験、自尊感情、自己肯定感を高める施設であると定義されます。私たちは、ここに児童発達支援施設に向けて定められている
・健康と生活
・運動と感覚
・認知と行動
・言語とコミュニケーション
・人間関係と社会性
の5要素を加えた9つの要素に沿って、集団・個別を使い分けながら、運動や体操、SST、音楽、食育、パソコンなど幅広いプログラムを取り扱い、特定分野に特化すること無く、様々な経験・体験を提供し、支援します。あえて一言で申し上げるのであれば『特徴が無いことが特徴の施設』それがウィズ・ユー小山です。
STや公認心理士等の専門職員による支援の充実
令和3年10月1日から、当施設初となる専門職員(臨床心理士/公認心理士)を正職員として1名採用し、勤務を開始しています。また、令和4年からはさらに臨床心理士/公認心理師を2名採用し、言語聴覚士も採用が決定しています。公認心理師や言語聴覚士等の専門職員が在籍する療育施設は、それら有資格者が各児童を対象とした特別な支援計画を作成、これに従った支援(心理士による個別療育、児童に向けた心理的支援、カウンセリング等)を提供し、その結果を行政に提出します。この点で、専門職員不在の施設と比べて手厚い支援を提供できます。
例えば、令和3年よりサービス提供を開始した臨床心理士による支援では、カウンセリングやWISC等の発達検査、評価、分析において、従来とは違った角度からの療育支援を提供していますし、令和4年春からは言語聴覚士による訓練(摂食や嚥下に関わる訓練・言語や認知に関わる訓練・発声発語に関わる訓練・聴覚に関わる訓練)を開始します。
結局のところ、ウィズユー小山が行うべき療育支援とは何かと考えた時に、私たちは
・特性を理解し、寄り添うこと
・療育の質を高める努力を続けること
当たり前のことを当たり前に行って、基本となる療育の質を向上させる努力をするべきなのだという原点に辿り着きました。
あそこは間違いない。あそこは真面目にやっている。このようなお声を頂くことは何よりの喜びですが、地域の中でそのような評価を獲得していくためには、実直な日々のサービス提供の積み重ねが全てであり、毎日が挑戦です。何せ、私たちが扱うのは、それぞれの人間の人生です。これは大変に重いことです。代表者以下、スタッフ一同、このことを心に刻み、令和4年も元気に明るく前向きに、時に泥臭く挑戦して行きたいと考えますので、なにとぞ本年も倍旧のご支援のほどお願い申し上げます。
エビデンスサポート株式会社
代表取締役 山崎新一郎
ウィズユー小山職員一同